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インプラントの相場はどれくらい?種類や費用を抑える方法を紹介

インプラント

インプラントは自然な見た目や自分の歯のように噛めるなど、メリットが多い治療ですが、費用がかかることが気になる方も多いのではないでしょうか。

そもそもどうして高額になるのか、治療によって金額が違ってくるのか、知りたいことがたくさんあります。

この記事では、インプラントが高額になる理由、相場や医療費控除について、詳しく解説していきます。

具体的にどれくらいの金額がかかるのか、少しでも費用を抑えるにはどうしたらいいのか、疑問を解消できるように、ぜひ参考にしてください。

インプラントの費用はどうやって決まるの?

歯医者

インプラントについて調べると、かなりの金額の幅があることに気づくでしょう。

保険適用外で自費診療のため、もともと歯科医院によっての差があるのに加え、いくつかの要素によりさらに費用が変わってくるのです。

ここではインプラントの費用が変わる要素について、紹介します。

治療の本数や部位

インプラントを埋め込む本数や部位によって、費用が変わってきます。

1本の場合と全部の歯の場合、かかる費用が違うのはイメージしやすいでしょう。

また、どの場所の歯をインプラントにするかによっても、値段が変わります。

前歯と奥歯を比較すると、前歯の方が高い傾向ですが、理由は難易度と審美性が求められるからです。

特に上側の前歯は他人から見える場所のため、全体のバランスを見ながら形を整える正確な技術が必要となり、難易度が上がる分費用が高額になります。

インプラントの種類や素材

インプラントの種類や素材により、値段にはかなり差が出ます。

同じ素材でもメーカーによって変わったり、メーカーが同じでも素材により変わったり、把握しきれないほどの種類があります。

インプラントは基本的に顎の骨に埋める人工歯根、土台となるアバットメント、上部構造の人工歯の3つのパーツから成り立っています。

このそれぞれの値段がまず違い、メーカーによりトータルで20万円以上の差が出る場合もあるのです。

また、素材もさまざまで、例として人工歯では以下のようなものがあります。

  • ジルコニア
  • オールセラミック
  • ハイブリッドセラミック
  • ゴールド
  • メタルボンド
  • オーバーデンチャー

素材にはそれぞれ特徴があり、メリットとデメリットがありますが、高額な素材ほど審美性が高く、丈夫な傾向です。

追加の治療が必要か

インプラント治療の準備のために、追加の治療が必要かどうかの理由でも値段が変わります。

  • 虫歯治療
  • クリーニング
  • 抜歯
  • 骨造成
  • 歯茎移植   など

この中でも骨造成や歯茎移植は、手術が必要なため費用がかかります。

また、手術中の痛みを軽減するための静脈内鎮静法を選択した場合や、人工歯根を埋めてから骨への結合を待つ期間に仮歯を作る場合など、インプラント費用とは別に費用がかかる可能性もあります。

治療前後のカウンセリングや通院代なども費用がかかる場合もあり、総額でどの程度になる目安なのか、何が含まれているのかは歯科医院によって違うため、最初の相談の時点で確認できることはしておきましょう。

インプラントの費用の内訳

インプラント

インプラント治療のための費用は、それぞれの流れの中でどれくらいの割合なのでしょうか。

歯科医院により違いはありますが、ここでは例として1本の場合のインプラント費用の内訳について、詳しく解説していきます。

検査などの前準備

インプラント治療を始める前に、インプラント治療ができるかの診断や、どのような治療計画を立てるかに必要な精密検査をします。

歯科用CTを使用して、顎の骨の量が十分あるか、インプラントを埋め込む際の角度や深度などの事前シミュレーションを行う重要な検査です。

かかる費用の相場は1万5千円~5万円となっていますが、この費用が手術費用に含まれていたり、検査までは無料の歯科医院があったりと、料金体系はさまざまなので確認しておきましょう。

追加治療

追加の治療が必要な場合、別に手術代がかかります。

インプラント前に必要な手術は、主に下記の2つの手術です。

骨造成術

顎の骨の量が少ない、薄いなどの場合は、骨を増やす骨造成術が行われます。

骨の状態によっていくつかの手術の種類がありますが、費用としては3万円~10万円ほどかかるでしょう。

歯茎移植

歯周病や加齢によって歯茎が下がっている場合、他の場所から歯茎を移植する手術が必要になる可能性があります。

歯茎のボリュームを増やし、インプラントを安定させる目的で行われる手術で、費用は3万円~5万円ほどかかります。

インプラント手術費用

インプラントの手術とは、顎の骨に人工歯根を埋め込む手術です。

1回法と2回法がありますが、ここでは1回法の相場を紹介します。

1回の切開で済む1回法の手術費用は、15万円~35万円となっていて、埋め込む場所や歯科医院によってかなりの差があるでしょう。

人工歯作製費用

人工歯は素材やメーカーによっての差が大きく出てきます。

8万円~20万円と幅があり、前歯か奥歯でも変わるため、事前に確認が必要です。

メンテナンス費用

インプラント手術が終わっても、定期的なメンテナンスは欠かせません。

自宅でのケアに加えて、歯科医院での歯石取りやクリーニング、口腔内健康を保つためのチェックが必要です。

メンテナンス費用としては、1,500円~1万円となっていますが、歯科医院によります。

術後すぐのアフターケア費用がインプラント費用に含まれている歯科医院もあるため、確認しておきましょう。

メンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎を引き起こす可能性があり、放置するとインプラントが使えなくなってしまう可能性があります。

インプラント治療の部位ごとの相場

歯の模型

前歯と奥歯では同じ1本でも費用に差があります。

ここでは部位ごとに分けて、インプラントにかかる費用を解説します。

追加治療はすべての方に必要なわけではないため、加えていません。

この他に仮歯や抜歯の費用がかかるかは個人差によります。

前歯1本の場合

前歯1本をインプラントにする場合は、約25万円~61万円です。

平均にすると約43万円となります。

検査などの準備 1万5千円~5万円
インプラント手術費用 15万円~35万円
人工歯作製費用 8万円~20万円
メンテナンス費用 1,500円~1万円
合計 24万6,500円~61万円

前歯は前から見て目立つ部分で、特に上側の場合は見た目の美しさや自然さが求められます。

人工歯の作製技術や素材選びで費用が高くなる傾向があり、奥歯より費用がかかるでしょう。

奥歯1本の場合

奥歯1本をインプラントにする場合は、約22万円~59万円となります。

平均すると約40万5,000円です。

検査などの準備 1万5,000円~5万円
インプラント手術費用 15万円~35万円
人工歯作製費用 5万円~18万円
メンテナンス費用 5,000円~1万円
合計 22万円~59万円

前歯より費用が低いのは、人工歯の費用の違いによります。

奥歯は他人からは見えませんが、噛む力が必要な場所のため、強度が必要な大事な歯です。

そのため、奥歯は1本だけではなく2本の治療が望ましいとされる可能性もあり、その場合は費用が倍近くかかるため注意してください。

全部の歯の場合

全部の歯をインプラントにするには、オールオン4という4本のインプラントを埋め込みすべての歯を支える、総入れ歯のようなインプラント治療法ができます。

オールオン4を使用して上下すべての歯をインプラントにした場合は、253万6,500円~726万円となります。

平均にすると約490万円ほどです。

検査などの準備 1万5,000円~5万円
インプラント手術費用 240万円~360万円
人工歯作製費用 12万円~360万円
メンテナンス費用 1,500円~1万円
合計 253万6,500円~726万円

高額すぎるように見えるかもしれませんが、1本1本すべての歯をインプラントにする場合と比べると、価格は抑えられています。

インプラントはどうして高額なのか

クエスチョンマーク

自費診療とはいえ、インプラントの費用が高額になるのはどうしてなのでしょうか。

ここではその理由を詳しく解説します。

インプラント本体の価格が高い

インプラント治療に使用される素材により価格が変わりますが、そもそもインプラント本体が高額になっています。

特に価格の差が出やすいのは人工歯で、セラミックやジルコニア、チタンなど原材料が高額です。

歯は毎日使用する体の大事な一部のため、すぐに劣化してしまう素材ではなく、丈夫な素材を使用しているのが重要です。

高額な分、メーカー保証が長期だったり、信頼できる歯科医院はアフターケア期間があったり、第2の永久歯として長く使用できるように保証がついているのが利点でしょう。

インプラント治療のための設備が高い

歯科用CTの設置や手術用の機器などの設備投資の金額が治療費に反映されていることが、歯科医院ごとに費用が変わってくる理由にもなっています。

インプラントに関しての最新情報や技術の習得にも費用がかかり、滅菌や消毒などの衛生管理も重要です。

しっかりした専門の設備が整っていて、歯科医師の高い技術力を磨いている歯科医院は、インプラント手術において信頼性も高いですが、その分の投資もされているのです。

また、立地においても治療費に関わってくることもあります。

駅から近く通いやすい、都内の広い敷地にあるなど、環境が良い場所にある歯科医院では、設備の充実も含めた価格設定になっている可能性もあるでしょう。

インプラント治療前の検査にも費用がかかる

インプラント治療を始める前の検査にも費用がかかります。

  • CT検査
  • 心電図
  • 血液検査
  • 歯周病検査   など

これらの費用は別に設定されている場合もあれば、インプラント手術費に含まれている場合もあります。

インプラント治療を始める前に、相談の段階で何にどれくらいの費用がかかるのか、総額の目安をきちんと確認しておきましょう。

格安インプラントには注意

広告で、格安でインプラントができることを目にする場合がありますが、注意してください。

もともとインプラント自体が高額になるはずなのに、どうして安くなるのかを考えてみましょう。

設備費(CTや滅菌機材)を導入していなかったり、人件費を削っていたり、何かしらの理由があるのではないでしょうか。

また、安いというのは一部だけの価格で、実際は手術費も含めて相場と変わらない金額が提示されるかもしれません。

格安インプラントのすべてがそうだとは限りませんが、安いというだけで判断せず、セカンドオピニオンを受けるなど他の歯科医師の意見も聞いてみましょう。

きちんと説明を聞いて納得したうえで、インプラント治療を受ける歯科医院を決めてください。

治療費を抑えるためにできること

お金

インプラントの治療費は高額になるとはいえ、少しでも費用を抑えられる方法があるならば、やらなければ損をしてしまうかもしれません。

ここでは、治療費を抑えるためにできることを解説します。

インプラントは医療保険適用外

インプラントは一部を除いて医療保険適用外となります。

一部とは、生まれつき顎の骨の欠損や形成不全(1/3以上)や、事故や病気によって広範囲の顎の骨を失ったなどの場合で、ほとんどのケースは自費診療です。

自費診療は料金を設定する際に規則がなく、基本的に病院ごとに独自の料金設定ができます。

歯科医院によってインプラントの費用に差が出るのはこのためです。

医療費控除とは

1年間(1月1日~12月31日)に支払った医療費が10万円以上の場合、支払った医療費の額に応じて所得税が控除される制度です。

総所得が200万円未満の場合、5%が控除対象となります。

インプラント治療ではほとんどの場合10万円を超えるため、医療費控除が申請できます。

また、歯科医院へ通うための公共機関の交通費や、医療品・医薬品の費用、本人だけではなく家族の医療費も含めて計算できますが、生計を一緒にしていなければいけません。

ただし、支払う金額が減額されるわけではなく、年末に支払う所得税が控除される制度のため、インプラントの費用自体は支払う必要があるのは注意してください。

医療費控除を受けるためには

医療費控除を受けるためには、治療にかかった金額が記入されている領収書が必要です。

通院日や通院にかかった交通費など、しっかりわかるように記録しておきましょう。

治療した年の翌年2~3月の期間に税務署で確定申告を行い、申請します。

領収書などの必要書類をきちんと保管して、申請を忘れないようにしましょう。

デンタルローンを検討する

デンタルローンとは、高額な治療費を一括で支払うのが困難なときに利用できる、歯科治療専用のローンです。

ローンの一種であるため審査がありますが、利用できれば分割払いで支払うことができて、毎月の負担が軽減されます。

ただし、歯科医院によっては導入していない場合もあるため、利用したいと考えている方は事前に確認が必要です。

まとめ

インプラント治療にかかる費用は、さまざまな条件により変わってきます。

平均で30万円~50万円ほどはかかる可能性が高いです。

トラブルなく長く自分の一部として働いてもらいたいと考えるならば、高額な理由も納得しやすいかもしれません。

歯科医院によって価格の差が大きいため、きちんと見極めて、自分が納得できるインプラント治療を受けましょう。

箕面おとなこども歯科では、歯科用デジタルCTを導入してインプラントの解析や診断を行っております。

カウンセリングから丁寧に患者様の希望を聞き、インプラントへの不安を解消できるように務めております。

インプラントの費用に不安がある方や、まずは相談してみたい方は、箕面おとなこども歯科の無料インプラント相談へぜひお気軽にご相談ください。