ご予約・お問い合わせ
箕面市の歯医者 箕面おとなこども歯科のご予約・問い合わせ:072-724-8881
当院へ通院中、または再診の方の
ご予約はお電話にて承ります

箕面市の歯医者 箕面おとなこども歯科のブログ

ログ

BLOG&COLUMN

  1. ホーム
  2. ブログ&コラム
  3. 根管治療で膿を出す方法は?治療方法や治療期間について解説

根管治療で膿を出す方法は?治療方法や治療期間について解説

根管治療で膿を出す方法は?治療方法や治療期間について解説

歯の根に膿が溜まると、強い痛みや腫れが続き、日常生活に影響が出ることがあります。

このようなトラブルが起きた場合は、原因となっている細菌を取り除くための『根管治療』が必要です。

根の内部を清掃・消毒し、膿が外へ出やすい環境を整えることで、少しずつ炎症が落ち着いていきます。

この記事では、根管治療の流れについて詳しく解説します。

根管治療の期間の目安や膿を出すときの注意点、何度も症状を繰り返す場合の治療方法などもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。

歯の根に膿が溜まると起こる症状とメカニズム

歯の根に膿が溜まると起こる症状とメカニズム

歯の根に膿が溜まると、痛みや腫れなどさまざまな症状が現れます。

ここでは歯の根に膿が溜まったときの症状や原因・メカニズム、放置するリスクなどについて解説します。

歯の根に膿が溜まったときの症状

歯の根に膿が溜まると、以下のような症状が現れます。

  • 歯茎の腫れや白い膨らみ
  • 噛んだときの痛みや違和感
  • ズキズキとした強い痛み
  • 発熱や倦怠感などの全身症状

炎症が強いとズキズキとした痛みが続き、夜になると悪化しやすくなります。

膿が外へ出ると一時的に楽になることもありますが、これは根本的に治ったわけではありません。

感染源が残っていれば再び膿が溜まり、同じ症状を繰り返すことがあります。

発熱や倦怠感などの全身症状が出ることもあるため、気になる症状があれば早めに歯科医院を受診しましょう。

歯の根に膿が溜まる原因・メカニズム

歯の根に膿が溜まる主な原因は、細菌による感染です。

虫歯が神経まで達すると、内部に細菌が侵入し炎症が起こります。

そのまま炎症が進むと神経は壊死し、細菌や毒素が歯の根の先まで広がってしまいます。

細菌を封じ込めようとする体の免疫反応により膿が作られ、それが根の先端に溜まっていくというメカニズムです。

この状態は『根尖性歯周炎』と呼ばれるもので、根管治療が必要です。

細菌の温床となっている組織を取り除き、内部を洗浄・消毒することで、少しずつ炎症が落ち着いていきます。

膿が自然治癒することはない

歯の根にできた膿は、自然に治ることはほとんどありません。

これは、膿ができる原因となっている細菌が歯の内部に残っているためです。

根管と呼ばれる神経の通り道は細く複雑で、体の免疫機能だけでは奥深くにいる細菌を完全に取り除くことができません。

また、膿は閉鎖された空間に溜まっていくため、圧力によって痛みや腫れが強くなることがあります。

市販の薬などで一時的に症状が軽くなったとしても、内部の細菌がそのまま残っていれば、慢性的な炎症を引き起こすこともあります。

確実に治すためには、歯科医院での根管治療が不可欠です。

膿を放置すると炎症がさらに広がる恐れがある

歯の根に溜まった膿を放置すると、炎症が周囲の組織に広がり、より深刻な状態につながる恐れがあります。

歯茎に瘻孔と呼ばれる膿の出口ができ、見た目や口臭にも影響が出ることがあります。

さらにごくまれではありますが、細菌が血流に乗って全身に広がるリスクも否定できません。

最終的に抜歯が必要になる可能性もあるため、膿が疑われる症状が出た場合は早めに受診することが大切です。

歯の根に膿が溜まってしまった場合は、自然治癒することはほとんどないため、放置せずに専門的な治療を受けましょう。

根管治療で膿を出す方法

根管治療で膿を出す方法

根管治療で膿を出す方法は以下の通りです。

  • 歯の内部に排膿経路を作る
  • 根管に仮封をせずに一定期間開けておく
  • 歯茎を切開して膿を出す
  • 自然にできた瘻孔から排膿する
  • 根の内部を洗浄・消毒する

ここでは上記の方法についてそれぞれ解説します。

歯の内部に排膿経路を作る

歯の根に膿が溜まっている場合にまず行われるのが、歯の内部に排膿の通路を作る処置です。

歯に小さな穴を開けて内部に溜まった圧力を逃がすことで、膿が自然と外へ流れ出るように導きます。

この処置によって歯の内部の圧が下がり、強い痛みが和らぐこともあります。

ただし、排膿経路を作るだけでは感染源は完全に取り除けません。

根管内に残った細菌を減らすためには、その後の洗浄・消毒を丁寧に行う必要があります。

根管に仮封をせずに一定期間開けておく

膿の量が多い場合には、根管を仮封せずに一時的に開放したままにすることがあります。

膿がゆっくりと外に出続ける環境をつくり、内部の圧力を抑えながら症状を落ち着かせるために行われる処置です。

あえて開けておくことで圧迫感が軽くなり、痛みが和らぐケースもあります。

ただし、根管を開けた状態のまま長時間放置することはありません。

外部から新しい細菌が入り込むリスクが高まるため、歯科医師が状態を見ながら慎重に判断する必要があります。

膿がしっかり出て症状が落ち着いたタイミングで、再び根管を閉じ、内部の洗浄と消毒を続けていきます。

歯茎を切開して膿を出す

膿が根の先に大量に溜まり、自然に排出される道がふさがっている場合は、歯茎を小さく切開して膿を直接出す処置が行われることがあります。

これは急性の炎症が強く、腫れや痛みがひどいときに選ばれる方法です。

切開により膿が外へ流れ出ることで内部の圧力が一気に下がり、痛みが一時的に緩和されます。

また、根管内の感染源が残ったままでは再発するため、切開後は引き続き根管治療を行い、内部を洗浄していく必要があります。

自然にできた瘻孔から排膿する

膿が自力で出ようとしていると、歯茎に瘻孔と呼ばれる小さな穴ができることがあります。

歯科医師は瘻孔の状態を確認し、必要に応じて通気性を維持しながら、膿の排出が続くように処置を行います。

瘻孔があることで膿が外へ出やすくなりますが、瘻孔そのものが問題の根本解決につながるわけではありません。

根管治療を続けて感染源を取り除くことで、瘻孔は自然と閉じていきます。

根の内部を洗浄・消毒する

膿を出す処置のなかでも特に重要なのが、根管内の洗浄と消毒です。

歯の内部に残った細菌や汚れを取り除き、再び膿が溜まらないようにする目的があります。

根管内は細く複雑な形をしているため、専用の器具を使って丁寧に清掃し、薬剤でくり返し消毒します。

根管の状態や症状によって異なりますが、3〜10回程度の治療が必要です。

洗浄を続けると、根の先端にある炎症が少しずつ落ち着き、膿が自然と吸収・排出されていきます。

この最終段階まで行うことで、膿の再発を防ぎます。

根管治療で膿を出すのにかかる期間の目安

根管治療で膿を出すのにかかる期間の目安

根管治療で膿が引いていくまでの期間は、膿の大きさや炎症の広がり方によって大きく変わります。

ここでは軽度の場合と重度の場合の治療期間の目安について解説します。

軽度の場合

膿の量が少なく炎症も比較的軽い場合は、短期間で治療が完了するケースが多いです。

3〜5回の通院で内部の清掃と消毒が完了し、そのまま最終的な薬剤の充填に進める場合もあります。

膿が広がる前に対処できれば、根の周囲の組織への影響も少なく、痛みが治まるのも比較的早い傾向にあります。

短期間で治療を完了するためには、症状が軽いうちに受診することが大切です。

軽い違和感だけでも早めに受診することで、治療期間を短縮しやすくなります。

重度の場合

膿が根の先から骨の内部にまで広がっている場合は、治療が長期になることがあります。

このようなケースでは、根管内を一度清掃するだけでは膿が減らず、薬剤を入れて時間をかけながら炎症を落ち着かせる必要があるのです。

治療期間は数週間〜数ヶ月に及ぶこともあり、数回〜十数回にわたって根気強く根管治療を行わなくてはいけません。

重度の場合は体の免疫力だけでは細菌を完全に排除するのが難しく、細菌の数も多いため、治療ごとに少しずつ減らしていく必要があります。

一度の治療で急に膿が消えるわけではなく、段階を踏んで改善していく流れになります。

治療の回数・期間は口内の状態によって異なる

根管治療にかかる治療回数は、人によって大きく異なります。

膿の大きさや感染の広がり具合、患者さんの免疫力、歯茎や骨の状態など、多くの要素が期間に影響します。

そのため「何回で終わる」と断定することは難しく、一人ひとりに合わせた治療計画が必要です。

治療期間が長くなると不安に感じることもありますが、途中で投げ出さず最後まで治療を続けることで、再発を防ぎやすくなります。

根管治療で膿を出すときの注意点

根管治療で膿を出すときの注意点

根管治療で膿を出すときは以下の点に注意が必要です。

  • 自己判断で薬を中断しない
  • 口腔内を清潔に保つ
  • 食事や生活習慣に気を配る
  • 痛みや腫れが悪化したらすぐに相談する

ここでは上記4つの注意点についてそれぞれ解説します。

自己判断で薬を中断しない

根管治療中に処方される薬には、炎症を抑えたり細菌の増殖を防ぐ役割があります。

抗生物質を飲み始めると、数日で痛みが軽くなることが多いですが、症状が楽になったからといって自己判断で薬を中断しないようにしましょう

薬によって細菌が弱まり症状が落ち着いているだけで、根の内部にはまだ細菌が残っている可能性があります。

途中で中断すると、再び細菌が増え、強い痛みや腫れが戻ってしまう可能性もあるでしょう。

さらに、中途半端に薬をやめると耐性菌ができやすくなり、今後同じ薬が効きにくくなる恐れもあります。

処方された薬は、必ず歯科医師の指示どおりに最後まで飲み切ることが大切です。

口腔内を清潔に保つ

根管治療中は、口の中をできるだけ清潔に保つことが重要です。

治療中の歯は細菌が入りやすい状態となっているため、口腔内の細菌が多いと炎症が長引くことがあります。

ブラッシングは強くこすらず、優しい力で丁寧に行いましょう。

強く磨くと仮封が外れ、根管治療のスケジュールに影響が出てしまう恐れがあります。

フロスや歯間ブラシを使う場合も、強い力をかけないように注意してください。

力の調整が難しい場合は、電動歯ブラシや口腔洗浄器を使うとよいでしょう。

食事や生活習慣に気を配る

根管治療中は、食事や生活習慣に気を配ることも大切です。

根管治療中に硬いものを噛むと歯が欠ける可能性があり、粘着性の高いものを食べると仮封が外れてしまうことがあります。

せんべいやフランスパン、スルメ、キャラメル、ガムなどは治療が終わるまで控えましょう。

反対に、煮込み料理やうどん、やわらかい魚料理などは歯に負担が少なく安心です。

また、熱いものや冷たいものは治療中の歯の刺激になりやすいため、なるべく温度差の少ないものを選ぶと良いでしょう。

生活習慣についても注意が必要です。

睡眠不足、ストレス、栄養不足は免疫力を下げ、炎症が治まりにくくなる原因になります。

規則正しい生活と十分な休養を心がけましょう。

痛みや腫れが悪化したらすぐに相談する

根管治療の途中では、一時的に痛みが強まったり、歯茎が腫れたりすることがあります。

これは治療で膿や細菌が動き、炎症が一時的に活発になるために起こるものです。

数日で落ち着く場合が多いですが、痛みが強くなる・腫れが急に大きくなる・熱が出るなどの変化があったら、早めに歯科医院へ相談してください。

歯科医院へ相談すると、必要に応じて薬の調整や排膿処置が行われ、症状を和らげることができます。

また、市販薬を勝手に使ったり、患部を押したり温めたりすると、かえって症状が悪化してしまうことがあるため避けましょう。

少しでも異常を感じたら、すぐに歯科医院へ連絡することが大切です。

根管治療で膿が出ない・繰り返す場合の治療方法

根管治療で膿が出ない・繰り返す場合の治療方法

根管治療で膿が出ない・繰り返す場合には、以下の治療方法が検討されます。

  • 再根管治療
  • 歯根端切除術
  • 意図的再植術
  • 抜歯

ここでは上記4つの治療方法についてそれぞれ解説します。

再根管治療

根管治療を行ったにもかかわらず膿が出続ける場合、まず検討されるのが『再根管治療』です。

一度治療した歯でも、わずかな細菌が根の奥に残っていると、しばらくして再び炎症が起こることがあります。

その場合、歯の内部をもう一度開き、細菌に感染した部分を再度清掃・消毒します。

治療の流れは通常の根管治療と同じです。

歯根端切除術

再根管治療をしても膿が引かない場合には、『歯根端切除術』という外科的な処置が検討されます。

これは、歯の内部からは届かない位置に感染源があるときに行う方法です。

局所麻酔をしたうえで歯茎を小さく切開し、歯の根の先端部分と膿の袋(根尖病巣)を直接取り除きます。

歯根端切除術では、感染した組織を直接除去できるため、通常の根管治療では改善が難しい場合でも症状が落ち着くことがあります。

意図的再植術

歯根端切除術でも改善が難しい場合や、歯の根の形が非常に複雑で治療器具が届かない場合には、『意図的再植術』が選択されることがあります。

一度歯を抜き、口の外で根の先端を清掃・治療した後、元の位置に戻す方法です。

根の先にある細菌や炎症部分を直接確認しながら除去できます。

すべての歯に適応できるわけではありませんが、歯を残す手段として検討されることがあります。

抜歯

再根管治療や歯根端切除術、意図的再植術を行っても改善が難しい場合、または歯そのものが大きく傷んでいる場合には、最終手段として抜歯が検討されます。

例えば、歯の根に深いヒビが入っている場合や歯根が割れてしまっている場合、膿の影響で顎の骨が広範囲で溶けている場合などは、歯を保存することが困難です。

このような場合に、やむを得ず抜歯をするという判断に至る場合があります。

ただし、抜歯はあくまで最終手段であるため、歯科医師はできるだけ歯を残す方向で治療方法を検討します。

まとめ

歯根の先に溜まっている膿を出すには、根管治療が不可欠です。

膿は自然治癒することはないため、痛みや腫れなどが起きたらすぐに歯科医院へ相談しましょう。

治療の回数・期間は口内の状態によって異なりますが、早い段階で治療できれば、その分治療回数も少なく住む可能性が高いです。

治療中は自己判断で薬を中断したり、セルフケアを怠ったりしないように注意しましょう。

箕面おとなこども歯科では、精密検査により患部を0.01mm単位まで正確に把握したうえで根管治療を行っています。

再発リスクを抑えた治療に力を入れているため、虫歯関連のトラブルに悩まされている方は、ぜひ当院までご相談ください。

記事監修者

院長 領木崇人

医療法人南風会箕面おとなこども歯科

院長
領木 崇人
略歴
  • 高知大学医学部附属病院歯科口腔外科勤務
  • 大阪府 医療法人靖正会 にしさんそう歯科ナカムラクリニック 常勤歯科医師 その後、副院長に就任
  • 大阪府 医療法人靖正会 萱島駅前歯科クリニック 非常勤歯科医師
  • 大阪府 医療法人靖正会 守口駅前歯科クリニック 院長、理事に就任
  • 京都府 マユミデンタルクリニック 口腔外科担当歯科医師
  • 大阪府 まじま歯科クリニック 訪問歯科診療担当歯科医師
  • 大阪府 医療法人予防歯科会 マユミ大人こども歯科 非常勤歯科医師
  • 2016年9月 大阪府箕面市に、箕面おとなこども歯科開院
  • 2021年1月 医療法人南風会を設立