昨日7月7日の日曜日、一般社団法人日本床矯正研究会のセミナーに参加し、小児歯科および小児の床矯正について最新の情報、治療法、症例発表について学んできました。
講師は、一般社団法人日本床矯正研究会会長の鈴木先生です。鈴木先生は、これまで日本歯科大学歯周病学兼任講師、日本歯科用Nd:YAGレーザー理事、ICD国際歯科学士会理事、ICD国際歯科学士会副会長を務められ、現在は、日本各地はもとより海外でも世界中の歯科医師に講演・セミナーを行い、小児歯科領域の長年の研究で得たデータを元にしたより良い治療法を教示されています。
現在、歯並びがガタガタになったり、乳歯から永久歯へ綺麗に生え変わらないお子さんが全体の約40パーセントを占めています。顎の骨格や永久歯の大きさ等、様々な要素が歯並びを悪くする要因となっていますが、まだ永久歯が生え始める前の段階である乳歯列期に、正しい噛み合わせで食事をとって乳歯の歯根に噛む刺激を与えること、顎の骨の成長状態を定期的にみていくことで、6歳頃から生え始める永久歯の歯並びがガタガタになることを未然に防ぐことができます。
鈴木先生は歯科医師になり丁度50年になるとの事で、今回の勉強会でその長年の膨大な臨床データや治療症例を学みました。この貴重な知識を、日々の小児歯科治療へ生かしていきます。